2006年04月10日

遺すこと

「経営はくだりのエスカレータを上っているようなもの」

上記のことばを聞いて、発言趣旨とちょっとずれた部分で思ったのは、
そもそも、くだりのエスカレータを設置してしまった時点で経営者は負けだということ。


自分が曲がりなりにも団体・会社の経営をしてきて、
「経営とは、仕組み作りである」ことを痛感した。

大きくは、自然と儲かる仕組み、
小さくは、社員が上を目指す仕組み、
組織が勝手に自己変革していく仕組み、
社内に闊達な雰囲気が保たれる仕組み、
社会から尊敬される団体であるための仕組み、
その他全てにおいて仕組んでいかねばならないのが経営者だと考える。

仕組んで仕損じなし、とは経営者への最高の賛辞である。


さて、自分がマネジメントから退いた後の組織を見渡してみると、
いかに自分が経営できていなかったか実感する。
明らかに、後進に下りのエスカレータを上らせている現状がある。


マネジメントの現場はたしかに多忙である。
他人の人生の一部を預かっている責任があるにも関わらず、
経営者であることを忘れて作業者に堕してしまうことも多くある。

そんな中でこそ、考え、仕組み、また考えて仕組みなおすプロセスを、
一つ一つ、着実に実行することを常に心に留めておき、
経営力を成長させていきたいと思う。
posted by 鯰 at 00:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>そもそも、くだりのエスカレータを
>設置してしまった時点で経営者は負けだということ。

業界の構造に拠ります。

あと、仕組みを作るのはプレイヤーです。

経営者(若しくは経営補佐職)の仕事は
仕組みを識ること、
月並みだけど仕組みの向かう先を示すこと。

(勿論自分も作れること前提で)

以上は主観ですが今日の今日、実感したこと。
Posted by みなみ at 2006年04月10日 22:01
>みなみ さん

勿論プレイヤーも仕組みを作ります。
全員が仕組みづくりを行うべきです。

全員が経営者たれ、ということばは、
全員が仕組みを作ることに意識を向けなさい、
という意味だと僕は捉えています。

そして、その仕組みづくりの連鎖の頂点に居るのが(最高)経営責任者。
経営責任者は仕組みを識るのは当たり前で、
識った上で、自らクランクレバーの役目まで務めるべきだと僕は考えます。
この辺は主観的な好みになるんだろうけどね。
君の場合は絶対にそういうスタンスは採らないだろうしな(笑

まあ何にせよ、向かう先を決めて、示すことが大事なのは激しく同感です。
ってかその方が大事です。


このエントリは、
「人材流動性が高い組織がビジョンを追い続けるためには、
確固たる再生産プロセスを仕掛けておくことが重要だ」
という意識からスタートしています。
なので仕組み前面のエントリになってしまったことをご了承下さいませ。未熟。
Posted by 鯰 at 2006年04月10日 23:03
「仕組みづくり」難しいですよね。
あと仕組みをつくりつつ、個々を活かせるように
することも大切だと思いました。

ちなみに、はじめは、下っ端ですが、自分の当面の課題はクライアントの営業体制の仕組みをつくることです。。。
Posted by いしい くにとも at 2006年04月16日 01:15
>いしい殿

僕のスタンスとしては、個を活かし続ける、
これまた仕組みが必要だと思うのですよ。
全ては再生産可能なプロセスとして遺さないと、
組織の力は高まっていかないと思うのです。
Posted by 鯰 at 2006年04月16日 22:52
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